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ISCC Plus認証を取得しました

ISCC Plus認証を取得しました

2023.10.02お知らせ

日本ウエスト株式会社(以下、当社。本社:京都府京都市伏見区横大路千両松町9-1)は、関東第一工場(日本ウエスト関東、住所:埼玉県川越市大字平塚新田字高田町175-1)で、廃プラスチックのケミカルリサイクルにおける循環型の可視化手法として、国際的なプラスチック認証制度であるISCC Plus(International Sustainability & Carbon Certification)の取得致しました。当社はリサイクルを主体としたビジネスを展開し、廃プラスチック類や紙の回収からRPF(固形燃料)の製造までを手がけています。また、一部のRPFはガス化手法を用いたケミカルリサイクル向けに既に供給されています。当社は多くのブランドオーナーとの取引があり、排出元から廃プラスチックをケミカルリサイクルが可能な化学メーカーに戻す循環型の取り組みが期待されています。この背景を受け、当社がISCC Plus認証を取得(=認証番号:ISCC-PLUS-Cert-DE100-16807123)したので、ここにお知らせいたします。
 
当社のISCC Plus認証は、Point of Origin / Collecting Point / Plastic Waste Processorと3つのカテゴリを対象としています。当社の強みは、自社保有のトラックを使用した自社便回収にあります。これにより、排出企業の事業場から原材料を運搬し、関東工場での前処理や成形加工を経て、ケミカルリサイクル工場へと運搬する一連の業務が認証の対象となっています。当社と取引のある廃棄物排出元は、個々の事業場に廃棄物原材料申告(Self-declaration)を行うことで、この枠組みに参加することが可能です。
 
ISCC Plus認証は、マスバランスアプローチを採用しており、化石由来と非化石由来の原料が混合された際に、非化石由来の比率を明確に証明するシステムとなっています。このアプローチを通じて、非化石由来の原料の比率やその出所を追跡し、明確に可視化することが可能です。具体的には、再生プラスチック品のトレーサビリティを確保し、この認証の仕組みを利用して製品の構成原料を公開することができます。また、このマスバランスの手法は、以前からグリーン電力やFSC認証を受けた紙製品において、再生材の入出力の厳格な管理方法として導入されています。
 
当社は、循環型の理念に基づき、廃プラスチックを再びプラスチックとして利用する取り組みを進めています。また、プラスチックと紙などの複合材は、RPFを通じてエネルギーリカバリーを行うことで最適な循環を目指しています。RPFをSRM(SolidRecoveredMaterial=原料)とSRF(SolidRecoveredFuel=燃料)のハイブリッド型に細分化し、排出元企業のニーズに合わせて循環をサポートしています。
 
今後は、油化や触媒技術を活用したケミカルリサイクルがさらに展開されることが期待されています。当社も、これらの技術の進展に応じて、マテリアルリサイクルやケミカルリサイクルによる再資源化の取り組みを強化し、排出事業者が求める循環型の処理事業を実施していきます。
 
ISCC Plus認証を取得している当社では、排出元の企業を事業所ごとにPoint Of Originとして登録することができます。これにより、排出事業者は自ら認証制度を取得しなくても、自己宣言書と一定の監査を経て、この枠組みに参加することができます。当社との連携や監査内容に関する詳細やご質問がある場合、当社の営業担当者、あるいは下記のURLの問い合わせフォームを通じてお気軽にご連絡ください。
 
◎ISCC Plusの自己宣言書のフォーマットについての詳細や、
集積会社による監査・その他ISCC Plusに関するお問い合わせフォーム。
https://forms.gle/U4imNDJGNR76LnCm7
 
日本ウエスト株式会社
サーキュラーエコノミー推進室

https://japanwaste.jp/jw/
 
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