プレスリリース
PRESS
2022年 年頭のご挨拶
2022.01.06お知らせ
令和4年1月5日、日本ウエスト統括本部にて行われました、当社グループ代表による年頭挨拶を下記の通りお知らせいたします。
※尚、コロナウィルス感染症対策として、室内の密を回避しwebシステム上で全社員に向け配信を実施致しました。
皆さん、新年あけましておめでとうございます。
今年の年末年始は、コロナもひとまず収束し、比較的穏やかな年初めでした。
また、物流事業部、各工場は正月返上での収集業務、工場の稼働やメンテナンスご苦労様でした。
特にトラブルなく年初めを迎えることが出来ましたこと重ねてお礼申し上げます。
昨年の決算は、コロナにも関わらず、売り上げを60億円に伸ばすことができ、経常利益に付きましても、過去最高の3億円になりました。
これも皆さんの日頃の努力の積み重ねと、心から感謝申し上げます。
〇社会問題・大転換期について
さて、一昨年以降、世界中でコロナ対策と地球温暖化対策、そしてプラスチックによる自然破壊対策が急加速で始まりました。
ワクチンの普及によりコロナ感染は少し落ち着きましたが、オミクロン株の出現により、今また感染者は増え始め、第六波が来ようとしております。
気を緩めることなく細心の感染予防対策に努めて頂きたいと思います。
そして気候変動問題とプラスチック問題は私たちにとって大変重要な課題です。
〇脱炭素・脱石炭
日本は、昨年のCOP26において脱炭素社会を目指し、2050年カーボンゼロを約束しました。
これはCO2などの温室効果ガスの排出量と、自然界で吸収された分を相殺してゼロにするということです。
そのために、温室効果ガスを出す化石燃料の使用を減らす為、電気自動車の普及や火力発電所での脱石炭が叫ばれています。
私たちが作っているRPFは脱石炭の影響で石炭代替品として需要が伸びています。
2030年には現在の160万トンから200万トンになる世の予測もあり、その需要に応えるべく川越テックでは春に第二工場が稼働する予定です。
〇再生可能エネルギーについて
また、火力発電所に代わり、太陽光など再生可能エネルギーの普及も急ピッチで進められています。
再生可能エネルギーで作られたグリーン電力を各企業が率先して使うことで、SDGsへの寄与など企業の社会的な倫理価値が高まります。
当社では、各工場の屋根に太陽光パネルを設置しており、約300世帯分の電力を作っています。
また、RE Actionにてカーボンゼロを目指すことを宣言し、統括本部、各工場の事務所でのグリーン電力使用を開始しました。
今後は、工場での使用電力もグリーン化する計画でいます。
〇脱プラスチックについて
そしてプラスチックについては今年4月1日に「プラスチック資源循環促進法」が施行されます。
できるだけプラを使わず、繰り返し使い、最終的にはリサイクルすることと、生分解性のプラスチックの使用など3R+リニューアブルを規定した法律となります。
私たちは、プラを原料としてRPFを作りエネルギーリカバリーするという形でリサイクルをしています。
今後はケミカルリサイクルなど新たなリサイクル方法が確立されていくと思われる中で、日本屈指にプラ原料を多く集める会社として、新手法の調査研究を進め脱炭素社会の構築に貢献していきたいと思います。
〇DXによる業務効率向上
ところで、最近DX(デジタルトランスフォーメーション)という言葉をよく耳にされているかと思います。
データとデジタル技術の活用による変革を意味する言葉ですが、当社でもすべての部署においてDXを推進し、仕事の無駄をなくし、業務効率を高めていきたいと思っています。
作業効率を上げることで、労働時間の短縮と個々の給与収入アップの両立を実現できます。
給与が上がり、労働時間が減れば、家族も喜ぶし、余暇も楽しめます。
そこからまた仕事も頑張れるという、まさに人間の持続可能な生活システムと言えるのではないでしょうか。
是非、DXを推進していきたいと思います。
〇社会問題=会社問題
初めに申し上げた通り、これからは社会の大転換期が訪れます。
その昔は、社会も会社も目的を共有する集団という同じ意味を成す言葉だったそうです。
現代では英語的解釈により、社会はソサイエティーといい、人々の集団、会社はカンパニーといい、営利目的集団となりました。
いま世界が抱える地球温暖化問題などへの対策は、昔で言う社会にとっても会社にとっても全く同じ世紀の大転換期であると考えています。
当社は1998年に創業し、おかげさまで24年目を迎えることが出来ました。
しかしこれからは、「第二の創業期」を迎える心構えで取り組んでいかなければ、この大転換期に生き残る事は出来ないと思っています。
これから当社は、一年目を迎える、ゼロからスタートする会社であると思い、創業時パワーで取り組んでいただきたいと思います。
最後に
昨年は、創業以来の重大事故が発生しました。
今後二度とこのような事故を起こすことが無いよう、社外だけでなく、社内、工場でも万全の注意を払い業務へ取り組んで頂くようお願い致します。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
日本ウエストグループ
代表 長田和志